令和6年度より年間休日が増えることになりました。
労働時間は1日8時間・1週40時間が原則
現在法律により週40時間までしか勤務できないようになっています。一般に週休二日制の場合、一日8時間勤務で、月曜日から金曜日までの5日間勤務でしゅうの労働時間が40時間となります。
年間の休日
この場合、休日について考えてみると、年間365日を一週間7日で割ると、年間約52週となります。土曜日日曜日を休日とすると、52週×土日2日で104日の休日。それに年間の祝日16日を足すと合計で年間休日120日となります。これがいわゆる完全週休二日制です。逆に一日8時間勤務の職場で、土日祝がお休みならば、年間休日は120日になるということです。
年間の勤務時間数
次に年間の総勤務時間数を計算してみます。年間の休日が120日あるということは一年365日-休日120日=出勤日数245日となり、勤務時間数8時間をかけると年間の勤務時間は1960時間となります。
保育所の勤務時間はどうなっているのか?
保育園は朝の7時から夕方の18時までの11時間開所に加え、19時までの延長保育を行っているところがほとんどです。また、その中で早出、遅出などのシフトを組んで、一日の保育にあたっています。また、担任がお休みの場合は空白にできず、その代わりに他の職員が代わりに入らなければなりませんので、交代して休日を割り振っていかなければなりません。
勤務時間については8時間勤務の施設、7時間30分の施設、7時間の施設とそれぞれで運用が違いますので、たとえ年間の勤務時間数が一緒であった場合もそれぞれに合った形で年間の勤務日数が変わってきます。
例えば7時間勤務体制の場合、上記完全週休二日制と同等の年間勤務時間を設定すると、、、
年間勤務時間1,960時間÷7時間=280日勤務となり、365日から280日勤務を差し引くと85日の休日となります。祝日を含んで17週のみの週休二日です。
7時間30分の場合、年間勤務時間1,960時間÷7.5時間=261日勤務となり、365日から261日勤務を差し引くと104日の休日となります。
一般的に土日祝がお休みではない場合はこんな感じとなります。
保育園も8時間勤務すればいいのにと思うかもしれませんが、休日が増えるということはその分、代替で保育する職員も確保する必要がありますので、保育士不足の昨今、なかなか厳しい面もあるのです。
花園保育園の勤務は?
花園保育園、令和5年度の勤務時間7.5時間×(365-95)=2,025時間が年間勤務時間数です。もちろん法定勤務時間数の上限は下回っていますが、週休二日制の時間数に比べるとまだまだ勤務時間数は長いです。かといって勤務時間を短くするために休日を増やすと、やはりそこには財源の問題に突き当たります…これが現実。
また、代わり保育に入る職員の確保や、行事や職員会議などの調整が難しくなってきます。
ということで、
そこで令和6年度は一日の勤務時間7時間30分のまま、年間休日を6日増やすことにより、年間の休日を101日にすることにしました。そのことにより7.5時間×(365-101)=1,980時間となり、年間勤務時間数が完全週休二日により近い時間数となります。
保育園は土曜日がお休みでないことを考えると、保育に携わる保育士もなかなか完全週休二日制にはできませんが、少しでも勤務条件を良好にできたら、、、ということで。限られた財源の中で頑張ってみます。
うまくいけば目指せ週休二日体制に・・・ということで、とりあえずやってみます。
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